高血圧には腎臓疾患などによる原因がわかっている二次性高血圧と、原因のはっきりしない本態性高血圧にわけられます。二次性高血圧は全体の5%程度であとの95%は本態性高血圧です。本態性高血圧の患者さんにSASを合併する比率は、ある研究によると約30〜60%といわれています。本態性高血圧の方の中にはSASが原因の高血圧と特定できるかもしれないのです。
アメリカの「高血圧の予防、発見、診断及び治療に関するガイドライン」ではSASに合併している高血圧は「原因が明らかな高血圧」のリストの一番上に掲げられています。
一方、SAS患者さんのなかには50〜90%の高血圧を合併するといわれております。
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