●睡眠時無呼吸症候群とは ●症状・徴候 ●生活習慣病との関連 ●検査・診断 ●治療の前に ●治療
不安に思うことがあれば、検査前に医師や専門の臨床検査技師さんにおたずねください。
検査はたいてい、夜に来ていただき、翌朝、センサーを外しておしまいです。会社などを休まずに検査することができます。
検査結果の解析には医師や専門の臨床検査技師が行います。検査結果は無呼吸数や睡眠の状態などをあわせてお知らせします。睡眠時無呼吸症候群の場合には患者さんにあった治療方法をご相談させていただきます。
まず、本格的な治療に入る前に生活習慣を見直しましょう。 高血圧症の治療同様、運動療法やアルコールの制限を行います。
肥満は首周りにも脂肪が沈着しているため、気道を閉塞させます。食事療法、運動療法を実施し減量を試みます。減量することにより無呼吸が少なくなったり無くなる方もいます。減量が成功した方は、維持するようにしましょう。
アルコールの制限
アルコールは血圧にも悪影響を及ぼしますし、気道の筋力を低下させる作用があるために無呼吸にもよくありません。就寝前の飲酒はやめましょう。
精神安定剤の服用の制限
精神安定剤で無呼吸が悪化することがあります。初診時は精神安定剤、高血圧のお薬など、現在服用中のものは持参するようにしましょう。
禁煙
アルコール同様、タバコは血圧にも無呼吸にも悪影響があります。血液中の酸素の濃度を低下させたり、咽喉頭部の炎症を起こすことがあります。できるだけ禁煙をしましょう。
病状の程度にもよりますが、治療は3つにわけられます。睡眠時無呼吸症候群は怖い病気ですが、きちんと治療すれば、無呼吸、眠気などの症状はコントロールでき、合併症も改善が望め、快適な生活を送ることができます。
内科的治療(CPAP療法)
世界中でもっともポピュラーな治療方法です。治療の第一選択となります。
イラストにあるようにやわらかい鼻マスクを装着して、鼻から狭くなっている気道に空気圧を送り込み、閉塞を解除する方法です。もちろん睡眠中のみの使用ですので、日中は通常の生活ができます。圧力の程度は終夜睡眠ポリグラフ検査を行いながら、いびきと無呼吸を減らし、睡眠が正常になるように設定します。この圧力を設定した晩から無呼吸や眠気などの症状が劇的に改善する方もいます。
健康保険が適応になります。
歯科的療法
耳鼻科咽喉手術療法
扁桃腺の大きい方や口蓋垂(のどちんこ)が大きく垂れ下がっている方が適応になります。この手術になれた耳鼻咽喉科医に相談するのが大事です。
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